猟銃所持のための初心者講習会に行ってきました

猟師になるにはざっくり言って、「銃を持ってよい」というライセンスと「狩猟をしてよい」というライセンスは違うので、両方を別々に取らなければなりません。
そして「銃を持ってよい」というライセンスの発行は主に警察の管轄となります。
去る5月25日に私が参加した「初心者講習会」は、その「銃を持ってよい」というライセンスをとるための第一歩目ということになります。主催は千葉の公安委員会のようです。場所は千葉中央駅にほどちかい千葉教育会館です。
会場は60〜70人の老若男女が参加していましたが、今回はかなり若い人が多かったそうです。

プログラムは下記の通りで、これを一日かけておこないます。最後には試験(4択問題)もあって、20問の問題中14問以上の正解で合格となります。

銃砲刀剣類所持等取締法火薬類取締法は公安の方が、銃や火薬の基本的な取り扱いについてレクチャーします。内容としては、申請時に配られるテキストに基づいて基礎的な事項の説明です。

しかし、千葉県は特に事故が多いことも手伝ってか、講師の方は結構大きな声で熱く語られていました。受講者にちょっとプレッシャーを与えるような意図もあったように思えます。ただ内容的には、教科書の内容のみならず、過去の事故例等、実際に何が起こったのかをかなり詳細に説明してもらえるので、それを聞いているだけでも興味深いものでした。本当に信じられないような事故ってあるもので、その点自分もあらゆる先入観を廃して細心の注意をせねばと思った次第です。

猟銃等の使用及び保管方法等の取扱い、については、狩猟歴数十年の猟友会の方が壇上に立ち、実際の銃や火薬の管理について語られていました。公安の方のパワフルな説明に比べると優しい雰囲気なのはしょうがなく、私の前の席ではうつらうつらしている人も散見しました。

そして、考査、つまり試験です。
上述の通り4択の問題が20問あって、14問以上で合格なのですが、まず、なめて受けると落ちます!実際、今回もそれなりに不合格だった人もいました。
やはり、正攻法でしょうが、事前配布のテキストを一読した上、講師が強調する内容を重点的に押さえるということをした方がよいでしょう。
一方、ノートを作る程勉強しまくる必要はないかと思います。講師が何を重要と説明しているのかを感じ取るためだけに少し事前準備をする、という意識でよく、私も予習でも講義中もほとんどメモすら取らなかったです。
しかし、一つ試験合格のコツを見つけました!
それは、講師が喋る実例や問いかけをよく聞くことです。なぜならそれがそのまま試験問題になっているパターンが結構あったからです。
講師が質疑応答で質問がない場合に、「例えばこういう事例はどうでしょうか・・・」なんて語りだす場合は、ほぼ試験にでると思っていいと思います。講師が何気なく出す実例に注意!は結構使えるノウハウだと思いますよ。

さて、合格発表ですが、部屋の外に張り出された合格発表をみて、合格の人は部屋に戻り、そうでない人はそのまま帰る、という形でした。私は到着が遅れ、部屋の前への到着と同時に、瞬間的に合格発表のメカニズムを察知して(←知らされてなかった)、あたかも最初からそこにいたかのように振舞う必要があったのでちょっと焦ったのですが。。笑

合格発表者に対してはそこからこれからの手続きに関するレクチャーが小一時間くらいあって、それで解散です。

空気銃しか使わない人は、これで空気銃を選んで、それを購入する申請をすることができます。
散弾銃を使うひとは、実技の教習を受ける必要があって、その登録となります。

私は散弾銃で狩猟することを目指しているのですが、「狩猟をしてよい」というライセンス、つまり狩猟免許を取らずに、その実技の教習を受けるための申請をすると、その後の手続きが煩雑になりそうなので、教習を受ける前に狩猟免許を取ってしまうことにしました。
そして今月はその狩猟免許の講習会と試験があります。
またレポートします!