社員のキャパとタスク量とのバランスについて

ここでもちょくちょく紹介しているのですが、私がアドバイザーをしている会社であり、そこでは、Google Documentを用いて社員のタスクの可視化、共有化に取り組んでいます。

その「タスクの完全可視化」ですが、根気よく続けていくと、本当にいろんなことに気づきます。
今週は、タスクを可視化すると、「その社員のキャパとタスク量とのバランスがとれているか」が明確になることを強く感じました。タスクを可視化すると、その社員がいつどれだけのタスクをこなす予定か明確になります。
そして、Google Calendarに入った予定をみると、その社員がそのタスクをこなすため、どのくらいの持ち時間を持っているかも大まかに把握できます。
結果、その社員がもっているタスクと、彼の時間的、肉体的キャパとがバランスが取れているか明確になります。

私が今までいくつかベンチャー企業を見てきて思うのが、意外とこのバランスがうまく取れていないケースが多い、ということです。タスクが極端に多いケースもありますが、極端に少ないケースもありました。

今後、Google等のツールがより普及すれば、このバランスがとれているかは、ほぼリアルタイムで管理できることになります。よって、社員自身だけでなく、その社員に指示を出す上位社員にも、「適切なバランスを持った指示をだしているか」という点でプレッシャーがかかることになります。

そのプレッシャーが、その会社のマネージメントの力をも高める可能性があるのではと直感しており、引き続き日々の運用を続けながら、この地道なタスク管理手法が、その会社のマネージメント自体をどこまでかえるインパクトをもつか、検証していきたいと思っています。