「休日出勤」という言葉にふと思う

最近、顧問している会社の中途採用面接に参加させていただきました。
現在、上場企業で営業をされているのですが、コンサルティングに務められていたこともあることもあってか、発言は理路整然。
年齢も30代でヤル気マンマン。将来的には経営に携わっていきたいという意欲的な方だったので、とりあえず私は満点を付けておきました笑

ただ、一点妙に記憶に残ったのが、「この前の3連休は最後の1日しか休みがとれなかった」と発言された(それで話が終わった)ことです。
私は2つの考えがほぼ同時に頭に去来しました。一つは3連休の2日を潰してまで仕事に没頭するとは凄いな。もう一つは、社員の休みを奪わなければ業務遂行できない状況を、この会社(上場企業)の経営陣はどう考えているのだろう、ということです。

ベンチャー企業ですと、勢いで休日出勤立派!ということでスルーしそうなテーマですが、「ベンチャースピリットは創業者にしか宿らない」主義を掲げる私は、この社員個人の自主性に業務フローが依存する体制は、危なっかしい部分もあるのではと思いました。

日本企業の経営は、もっと「統治」ということについて考え直したほうがいいんだろうなぁとふと思ったこの頃でした。