ベンチャースピリットについて

最近、色々起業家精神ベンチャースピリットについて考える機会が多いのですが、一つ確信を持っていることがあります。
それは、社員にベンチャースピリットを持たせることは不可能ということです。
そして、社員にベンチャースピリットを持て、と要求する経営者は糠に釘をさしていると考えます。
もし、ベンチャースピリットを持った社員がいるとしましょう。もし本当にそうであれば、その社員は確実に独立しているでしょう。基本的に給与をもらっている社員達にベンチャースピリットを求めることは、経営者の傲慢、勘違いといえると思います。
社員にベンチャースピリットを持って、自主的にガツガツ動かせることは原則無理。そうであれば、きちんと経営者側はどの社員に何をいつまでにこなしてほしいのかタスクを明確にし、進捗をモニタリングする必要があります。つまり適切な統治をする必要があるわけです。その中では、マキャべりの君主論にあるような冷徹な判断も含まれるでしょう。

本件深いテーマなので、またじっくり議論していきたいと思います。