信頼関係についた黒いシミみは絶対に自然消滅しないという話

先日、お手伝いをさせてもらっているある会社の社長(飲食業界)の方と話してました。

その社長の方は、幹部社員を昨年採用されたのですが、しばらくしてその社員の方が提出した書類のなかに「真偽が怪しい項目」が見つかりました。見つかった際も相談を受けたのですが、その社長の方は、その幹部社員の方が、与えられたミッションを決めた期間内にこなすことに「より強くコミット」したので、その「真偽が怪しい項目」に関しては気づいている事実も含めて幹部社員本人には言われませんでした。
私個人としては、その「真偽が怪しい項目」に気づいていることを本人に伝えた上で、「結果に対しては強くコミットし、実行し、結果をだせれば不問とする、もし出せなければ厳しい結果になる」と言った方がよいと思いました。

それから数カ月たったのが今のですが、やはりその出来事をきっかけについた信頼関係の黒いシミは、どんどん広くなってしまっているようでした。やはり、一挙手一投足を勘ぐってしまう。やはり、それは精神的にあまり健康的なことではないことと思いました。というかあまり悩む価値がないというか。

個人としては自分が信頼関係にシミを付けることはしない。もし他人のシミを発見したらきちんと正面から話しあって筋を通す。そして、落としどころを見つける。結構軽視されがちな重要な事項だと思いました。