2年目を迎えた社会人から相談その2〜交渉ごとのポイント〜

先日相談を受けた2年目を迎えた社会人の方から、今朝連絡がありまして、不可抗力もあって交渉を始めてしまったようでした。しかし、交渉を始めた相手がキーマンでない、そのタイミングが微妙だったので、下記のようなことを伝えました。

今後、自分の主張を周りに認めさせたり、通させるにはもっと狡猾になったほうがよい。
交渉内容を事前に練るのは当然として、絶対守るべきポイントは最低下記2つ。
1.(意思決定権を持つ)キーマンに直接アプローチする
2.ベストなタイミングを見極める

1について、重要な交渉は意思決定権者を持つキーマンに直接すべき。というのも、間に誰かを挟むと絶対に情報が歪む。そしてこちらが伝えたい微妙なニュアンスが伝わらない可能性が非常に高い。
だから、自分にとって重要な交渉は、必ずキーマンと直接話すのが鉄則。それが一番リスクが低いし、効果も大きい。

2について、同じ内容の交渉であっても、交渉開始のタイミングによって結果が180度変わる可能性はありうる。人間は感情の生き物だから、置かれている状況によって判断の合理性が揺らぐのは当然。よって、例えば、機嫌が悪い時にどれだけいい提案しても撥ねられることも充分考えられる。
だから、意思決定権者がの予定をみて、一番、物理的、精神的に余裕がありそうな日、時間帯、そして機嫌が好さそうな日を見極めて、一気呵成に攻撃するのがよい。

ちなみにこれらのスキルはそのまんま営業すきるといえる。
実は内勤も、外勤やその他社員をお客さんとして営業しているといえる。
会社員であるということは、常に「自分で自分を商品として売り込んでいる」というのは事実。
この意味で、長いキャリアの中で営業してみるというのもいいかも。