情報化社会の未来像 その1

先週、統計に関する本を読んでいて妄想していたのが、世の中にはまだまだ解析されていない情報ってうじゃうじゃあるな、ということ、そして、それが解析されだしたら、また我々の生活がいろいろ変わるかも、ということでした。
今現在では、高度な統計解析をするためには、それがデジタル情報でなければならず、情報をデジタルにするには、基本的にキーボードで入力する必要があります。確かに、音声・画像認識ツールも高性能になってきていますが、現時点で主要な情報入力はキーボードです。
そしてキーボードの前に座るのは、基本的に人間なのでマンパワーがかかります。そして、マンパワーにはそれなりの限界があります。
つまり情報入力のインターフェイスが情報化社会の更なる発展のボトルネックになっていると思えます。

もし、体内に安全に埋め込まれる情報入力用端末があったらどうでしょうか。
例えば、睡眠。
睡眠時間は当然毎日計測。脳波も自動計測し、レム・ノンレム睡眠のリズムを厳密に測定し、目覚まし時計が最適起床時間に作動するように調整。
起床した瞬間、家中の機器に情報が伝達。リビングではテレビをいつも観るニュース番組を自動表示。さらに興味の対象も分析されているので、他チャンネルで当人が面白いと思うであろう番組をしていた場合は自動表示、冷暖房も自動作動(必要あれば予想起床時間から逆算して事前に作動開始)。
朝食に関しては、血液分析が常に行われており不足している栄養価がリアルタイムに分かります。外部の食品提供業者と契約しておけば、不足する栄養素を多く含む食事または食材を自動的に宅配してくれます。体内の脂質の量もリアルタイムに管理されていて、キープしたい体重があれば、それを体内端末に設定しておけば、食事中、摂取カロリー値がその体重に近づく水準になる前に知らせてくれます。
一方、食事は嗜好も重要なので、過去の食事のレコード(これも体内端末が自動計測)から嗜好を判断。食事にしてもただの栄養価重視だけでない献立が自動的に届きます。
家で誰かが調理する場合も、家族のメンバーの体調、不足栄養価、嗜好が逐一表示され、それを参考に料理ができます。レシピも簡単に検索できます。
勤務先がある場合は、勤務先への到着時間から逆算して、出発時間を知らせてくれます。例えば、溜まっているタスクがある場合は、蓄積された経験からそのタスクの処理時間を計算し、その分早く出発時間をはやめるように指示がでたり、、、そして、出発です。

妄想していくと長くなりそうなので、次回以降は明日以降に。。