青木薫さんのスポーツ科学の現在に関する記事が面白すぎる

超面白くて、示唆に富む記事を見つけました。
『花火のふしぎ』 - HONZ
この記事を読むと、今のオリンピック競技の仕組みが茶番に見えてくるような。。確かにどこから見ても男性のような体つきの女性アスリートとかいて、「ドーピング?」って安易に思っていたりしましたが、より遺伝学的・生物学的に深い話が潜んでいるようです。
しかし、ここに書かれているような事実がより体系化され、検査技術も含めて発展すれば、本当に今やってる練習法とかが超〜〜バカバカしく思えたり、天才が天才だった理由がよりビビットに見えたりするのでしょうね。未来の学校では、遺伝検査の結果、「おまえは体育はもういい、化学でもやっときなさい」とか言われる子とかいるのでしょうか。

一方、私が気になるのが、知的活動に関して、どこまで遺伝的解明がされるかです。論理的に話す能力、抽象概念を操る能力、記憶する能力、等など、それぞれ遺伝的適正が解明されていくのでしょうか、それとも知的活動の多くの部分は後発的資質であることが逆に解明され、ある意味「聖域」として残り続けるのか、この分野の研究の進捗は本当に目を離したくないですね。