「生産性の概念の欠如」について思うこと
人気ブロガーちきりんさんが興味深い記事を書かれてました。
2013-10-15
確かに日本には「会社滞在時間=成果」とみる文化をもった企業がめちゃめちゃ多いと思います。
というか、殆どそうなのではないでしょうか。
そして、そのような文化を持つ企業の多くに共通して見られる傾向が、「会社トップの自社の製品・サービスのコンセプトに対する認識、またその対象顧客の認識が超ぼやけている」ということです。
ある意味「自社の製品・サービスのコンセプト、対象顧客」とはその会社のビジネス上コアとなるもののはずです。それがぼやけているということは、結局その組織のガバナンス全体がぼやけることに繋がるように思えます。
そうすると、結局トップの人間は分かりやすい指標、つまり「時間」で成果を測り、そのような文化が根付くことになります。
よって、そのような企業文化はトップが元凶であります。よって、トップが生産性重視の姿勢になり率先して現場を変えていこうとしない限り、この文化が消えることはないと思います。ここでもトップがすべて。
そのことを冷徹に認識しておられる方の一人として、元トリンプ社長の吉越浩一郎さんを紹介します。
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