百田尚樹著『モンスター』を読んで

モンスター (幻冬舎文庫)

モンスター (幻冬舎文庫)

率直にいって、容姿について絶対的不利を背負っている人はいると考えています。そして、それを無視して内面的美しさのみを詠うのは無意味だと。。
というわけで、突貫工事でも何でもやっていただいていいと思っています!どんどん我々男性をだましてほしいと思っています笑

一方、私が本書を読んでいる最中に思ったのが、主人公が整形手術をしているのに気づいた人はいなかったのだろうかということです。現在の芸能界等、確かに整形手術をしている人は多いように見受けられますが、なんだかんだいって、皺の位置、各部位の形や角度、動かした際の他の部位との連係動作とかをつぶさに見ていくと、それなりに「人工的だな」と気づきます。つまり、現代の整形手術の技術では、まだ人工さを完全に取り去ることは難しいと私は捉えています。特に顔の表情などは、各部位が微妙な連係動作を行います。よって、例え、各部位を静的に手術で整えても、実際の表情をつくる動的な要素まで考慮を入れて調整し尽くす、というのはまだ難しい、というかこれからも相当難しいのではと思っています。