山野井泰史・妙子夫妻の生きざま、夫婦愛にここ半月はまってました

著名な登山家の山野井泰史・妙子夫妻について、ここ半月関連書籍を読みあさっていました。

垂直の記憶 (ヤマケイ文庫)

垂直の記憶 (ヤマケイ文庫)

白夜の大岩壁に挑む~クライマー 山野井夫妻~ [DVD]

白夜の大岩壁に挑む~クライマー 山野井夫妻~ [DVD]

この本の解説はこちら。これだけでも読む価値あり!
『白夜の大岩壁に挑む クライマー山野井夫妻』文庫解説 by 服部 文祥 - HONZ
凍 (新潮文庫)

凍 (新潮文庫)

今のところ、動画も残っています。
情熱大陸


NHKスペシャル(上で紹介した本のもととなっている番組)


私は、山野井夫妻の生き方から強く感じたことは、「何を幸福とするかは、自分で定義するしかない」ということです。書籍を読んでいると、足の節々が痛くなるような場面がたくさんあります。実際、山野井夫妻は、極寒の登山により、手足の指の大半を失っておられます。しかし、それでも挑戦を続けておられます。傍から見れば、質素な生活により貯蓄し、その資金で高山に挑戦する。それを手足の指を失い、障害者手帳をもらってもなお続ける、というのはまったく非合理に写ったりもすると思います。しかし、上の書籍や動画から溢れてくるのはご夫妻を包む何とも言えない幸福感です。
やはり幸福感というのが外的に与えられるものではなく、(意識的にせよ、無意識にせよ)それを明確に定義できている人の上にしか降りてこないものだなと、再認識した次第です。