滋賀県というところ〜何もないことをアピールするということ〜

滋賀県というところを普通は誰も知りません。
名古屋と京都との間を新幹線で通る時、気づかないうちに通っているなんか湖(琵琶湖)がある場所ってくらいの認識の方が大半じゃないないでしょうか。

ちょっと前に「アメトーーク」バラエティ番組で、滋賀出身の芸人、つまり「滋賀芸人」達が滋賀県のよさをアピールしていました。しかし、あまり視聴者に刺さるプレゼンではなかったような気がします。滋賀県の見せ所というのは、正直目を見張るものはありません。

私はアピールの方向が違うと思っています。
滋賀県は、何もないところが強みと思っています。
世界遺産とか大都市とか、産業、文化の中心地として人を強烈に引き寄せるものはありません(延暦寺は場所的に京都にカウントです)。
だから、場所的にブランドがつくことはありません。知名度が高くなることもありません。開発する価値も乏しいので開発も進みません。
よって、地価が上がりません。
中央に琵琶湖がでんと構えた風光明媚ば場所が閑散とした雰囲気のまま残ることになります。
特に琵琶湖西部はこの傾向が強いです。琵琶湖と山が近いので、そもそも住むスペースが少ないのです。
実は私の実家がそこで、昨日からそこにいるのですが。。。

このようにあるものをアピールするより、「ない」ことをアピールする手もある、というお話でした。