大人も燃える正月の子供の遊び

凧、駒、羽子板、等、正月の子供の遊びは作りこまれていないものが多く、工夫次第で大人も充分楽しめると思います。大人の想像力と財力、あと実行力を駆使すれば、「童心に帰る」なんて言わなくても、大人にとってもマジで面白いおもちゃになります。

この正月、私はにはまりました。
最初は甥っ子のおもちゃと思って、地元のスーパーで数百円のカイト型凧を買ったのですが、どうせなら「どこまで高く揚がるがるか限界を試してみよう」と思い、別売りの凧糸(80m。価格は100円以下)を4セットも合わせて購入しました。もともとカイトに凧糸が80mついているので、追加80m×4セットを足して、合計400mの凧糸を準備したことになります。

ビックイーグル/スポーツダイナミックカイト

ビックイーグル/スポーツダイナミックカイト

↓これ、スーパーでは100円以下で売っていました。
タコ糸 たこ糸 凧糸

タコ糸 たこ糸 凧糸

そしてだだっ広い公園(http://genkimura.blog.eonet.jp/)に行き、凧を揚げます。
ひたすら揚げます。多少墜落させたり、糸が絡んだりしますが、気にせず揚げ続けます。
凧糸がなくなったら、追加で購入した凧糸を硬結びでつなぎ合わせます。
子供の頃の「凧揚げ」の概念を吹き飛ばす勢いでどんどん揚げていきます。
もはや甥っ子の興味がなくなっても気にせずどんどん揚げます笑。

風を捕えることが重要でした。いい風が吹かない時は待機。凧糸から伝わる風の強弱に合わせて微調整を続けます。強い風が吹いた時は一気に糸を出します。
追加の凧糸を継ぎ足す役割は、他の方に任せたほうがいいでしょう。本人は風を捕え続けることに集中できます。
200mくらいを越えたあたりでしょうか。凧が安定し始めました。風に乗ったのか、どんどん糸が出て行きます。
高度がぐんぐん上がります。
野鳥も「?」って感じで様子を見に来ます。
凧揚げしてる本人も凧を見失うくらい凧が小さくなりました。
そして全て凧糸を出し切りました。
前半、一度凧糸が絡まって切り取った部分があるので、トータルの凧糸の長さは380mくらいでしょう。
子供の頃には考えもしなかったレベルの高さまで揚がった凧をみて、久しぶりに超興奮しました。

"点"にしか見えなくなった凧と粛々と作業を続ける私

肝心の甥っ子は開始5分で興味を失っている

風を捕え続けるためには凧糸の角度を調整する必要があり、全身運動なのです

その話をfacebookで公開したところ、「350mって…東京タワー超えたじゃん」というコメントをもらいました。
となると「では、スカイツリー(634m)を超えられるのか」と思うのが人情ですよね。
というわけで、翌日さらに凧糸と軽そうな業務用ロープ(250m)を買って、合計680m分の紐を準備しました。

そして翌日、歴史に残るチャレンジだー(笑)!!と(甥っ子を引っ張って)意気揚々と同じ公園に向かいました。
そして、凧揚げ開始。

が、どうしても50m以上揚がりませんでした。
確かに風があまりなかったということもあったのですが、風を捕らえきれず落下を繰り返しました。
翌日もチャレンジしました。が結果は同じでした。

原因なのですが、もちろん自然条件。つまり風がよくなかった、または初日の状況が奇跡的な状況だったという可能性もあります。
または、追加の紐に軽いとはいえ凧糸以外のものを使ったのがいけなかったという説もでました。
そのあたりの切り分けは今後の課題です笑

また来年の正月に再チャレンジしたいと思います!
しかし、投資総額は二千円ちょいで、この興奮。
なかなかのパフォーマンスだと思いました。
やはり作りこまれていない子供の遊びは、充分大人も遊べます。

実は、これ以外にもゴム動力飛行機を色々いじったのですが、それはまた別の機会に笑