The Economist Oct 10th-Oct 16th 2009

今週のEconomistは、ケニヤの政情がまだ不安定なことを取材していた。
本ブログでも紹介した松本仁一氏著『アフリカ・レポート―壊れる国、生きる人々 (岩波新書)』によると、ケニアは「政府幹部が利権を追い求め、国づくりが遅れている国家」だ(第7冊目 『アフリカ・レポート―壊れる国、生きる人々』 - YOSHIHISA YAMADA’s Blog / 山田義久Blog)。
詳細までは分らないが、選挙運営方法等をはじめ、政治的問題は山積しているようだ。

しかもテレビでもチラッと観たのだが、今ケニアは深刻な干ばつに見舞われているらしい。あまり情報が入ってこないので、現状がフォローできていないのがもどかしい。干ばつの原因も全地球的な気候変動なのか、意外とそうでもないのか、フレッド・ピアス著『水の未来 世界の川が干上がるとき』等を久し振りに紐解いてみたが、まだよく分らない。

あと、本か雑誌か、何で読んだか忘れたが(信憑性も怪しい)、東アフリカは、その昔インド洋を拠点に活動していたアラブ系商人達の伝統が残っていて、それが土着文化と融合しているとか。そうであるとすれば、政治文化の底辺には、そもそもアフリカ西側とはまったく違うものが流れている、という仮説も成り立つような。しかし、そのような特有の文化があるとするならば、それ自体を民族レベルの視点で研究したいような。

とりあえず、東アフリカ諸国についても興味深い論点が多いので、今後も探究していきたい。