マンガが電子版に向いていると考える理由

先日レンタルコミックが電子版に移行すれば、いろんな業界を巻き込んでマンガ界が変わるという話をしました。
一つ書き忘れたことが、マンガと電子出版との親和性についてです。これが相当強いと思います。
「マンガと電子出版との親和性」と難しい言葉を使いましたが、要はマンガはサブカルチャーであり、その作品を「物理的に所有する+時に見られることが恥ずかしい」という気持ちは絶対的に多くの人のなかにあります。その恥ずかしいという気持ちという気持ちが電子版だと凌駕できるわけです。こっそりiPadで買って、こそこそ読み続ければいいわけですから。

一方マンガは、実力があります。
はっきりいって超面白い。ストーリーもそこらの小説よりも遥かに面白いものも多いし、画質も本当に芸術性を感じるものが多くあります。だいたい、マンガ原作のドラマ、映画がどんなけあんねんという感じです。
本当はマンガを超読みたい!と思っている人や、読み始めたら猛烈にはまる可能性が高い人はめちゃめちゃ多いと思います。そして、電子版マンガ、さらにアクセスしやすくなるコミックレンタルが、それらの潜在顧客をマンガ界に引きずり込んでいく気がします。
電子版なら印税も高いらしいので創作者側としても利があります。
もしかして、出版業界が思いっきり変わるきっかけがこの辺になるかもしれませんね。