『京都の流儀』を読んで

京都の流儀 (翼の王国books)

京都の流儀 (翼の王国books)

祇園関連の書籍は数多く発刊されていますが、その内容について信頼できる方面から紹介を受けたのがこの本。文章は読みやすく2時間くらいでざっと読めるのですが、その内容は結構考えされられました。
というのも、いくら歴史と由緒があるものだったとしても、その関係者がそれを傘に来て上からの物言いが続く、、、のならいくら祇園といえどまったく興味ないなと思っていました。
しかし、文章を読み進めてもそういう匂いはせず、信頼できる人たちの間で固有の文化をまもろうとする真摯な態度を読み取れました。
特に簪や履物、その他ちょっとしたディテールに趣向がこらされていることが紹介されていて、やはり文化も細部に宿るのだなと納得させられました。実は私は京都生まれなのですが、ほぼこのあたりの知識はありませんでした。また機会があれば、現地訪問したいですね。