江頭2:50さんのプレゼン能力がハンパない

ご存じの方も多いと思いますが、芸人に江頭2:50という方がいらっしゃいます。今日はこの方がテーマです。
というのも、江頭2:50さんのプレゼン能力が半端なく高いと思うからです。普通に社会人をしている方にも多いに参考になると思うので、今日はこの方を紹介します。

(以前と比べて)最近テレビではたまにしか見かけないという印象をお持ちの方が多数でしょうが、2006年からずっと「江頭2:50のピーピーピーするぞ!」というインターネットテレビ番組をされています。企業スポンサーがいなくなったことによる休止期間や、個人スポンサーの公募等、いろいろ紆余曲折はあったのですが、今は第一金曜日、月一回の配信というところで落ち着いています。
私ね。。。全社会人、必見だと思っているですよね、この番組笑
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Wikipediaのページ(江頭2:50のピーピーピーするぞ! - Wikipedia)には、ざっくりどんなコーナーがあるか説明されています。

早速観ていただくとわかるのですが、もう一人のパーソナリティである早川さんとの会話の巧拙を聞くだけでも、今までの江頭さんへの印象が変わるくらいなのですが、何よりも俊逸なのが、「エィガ一刀両断」というコーナーです。

このコーナーは年間100本以上映画を観るという江頭さんが、映画を1本紹介するコーナーです。まず冒頭にその映画の公式予告編を観て、その後、江頭さんが口頭でその映画のあらすじを概説するのですが、そのプレゼン能力がハンパなく高い!
話に引き込まれてしまいます。
そのコーナーだけ切りとった動画がネットにあるので、是非いくつか観てください。

オールドボーイ

ノーカントリー

ラスベガスをぶっつぶせ

チェインジリング

準備した資料も読まずに、映画のあらすじや名場面を再現するところを観ていると、ジェスチャー、言葉の間合い、息遣い、擬音、聞き手を意識した緩急、あらすじを正確に覚えている記憶力等、その総合的な表現力の高さに圧倒されてしまいます。
「本当にプレゼンうまいなぁ〜」とその才能に聞きほれてしまいます。
別に芸人でない普通の社会人の方でも誰でも、プレゼンする立場の人はインスピレーションを得られるんじゃないかな、と思います。

映画の概説が終わった後は、江頭さんがその映画に対する感想を述べていくのですが、それ感想の切れ味も鋭く、やはり大量の作品を見比べてきた人しか持ちえない視点を感じさせてくれます。
一方、江頭さんのコメントはまったく評論家っぽくありません。自分の主観をまっすぐ主張されるので、たまには「この映画は観るな〜〜〜!!」と絶叫される時もあって笑えます。

このように圧倒されるようなコーナーもあるのですが、番組全体としては、江頭さんの破天荒さがいかんなく発揮されるエンタメです。
よって、色んな視点から楽しめる番組なので、私は冒頭で、全社会人必見だと言ったわけです笑

テレビからだと破天荒な印象が強い江頭さん。実は、論理的で、表現力、コミュニケーション能力が高い一面があり、環境や場面によってはその能力が発揮される場合もある。
いかに人を多面的にみることが大切か教えられる好例ともいえますね。

そして、このコーナーをきっかけに映画評本も出版されています。