就職活動:面接でリーダーシップをうまくプレゼンする方法を考える

世は4月以降、就職活動解禁になったそうで。
私は、通常の就職活動と縁がなかったのでピンとこないのですが、大学3年生の方々はこれから色んな会社の面接を前に緊張されているのでしょう。

私にもたまに就職活動の相談をしてくれる奇特な学生がいるのですが、そんな時は超全力で相談に乗ることにしています。

その時の話をかいつまんでちょっとメモしたいと思います。

・サークルのリーダーは、正面からアピールしないほうがいい
「協調性」や「リーダーシップ」をアピールするのに各種サークルのリーダーだったことをアピールすることは未だに正攻法らしいのですが、面接をする社会人からすると、お金が動かない学生団体のリーダー経験なんて、何の役にも立たないと思っています。どいつもこいつも同じこと言いやがってと。
ビジネスの世界では各自、生活をかけて仕事をし、時にチームを作り、そのチームを効率的に機能させ、結果を残すためにリーダーを置くのです。実弾が飛んでこない学生サークルのリーダー経験なんてあくびがでちゃうよ、というのが本音です。だから、ちょっと斜めからアピールするほうがいいかもしれません。
例えば、履歴書には書いておいて、あえて自分から触れない。
そして逆に聞かれたときに、このように語るのはいかがでしょうか。

「確かに私は●●サークルのリーダーを務めていました。しかし、私がサークルでリーダーとして直面する課題と、社会人の先輩がリーダーとして直面されている課題とでは、課題の複雑さが桁違いだと思いました。あとグループを構成するメンバーの方々の緊張感も、我々と社会人の皆様とではあまりに違うように感じました。それは、当然お金が動いているからということもあるでしょうが、そもそもの真剣さが違うというか。。。だから、私はサークルのリーダーをアピールすることはあまり意味があることではない、と感じたので、あまり自分からアピールしないようにしました」

・足を使う方がいい
一方学生にしかできないアピールがあります。
それは時間と足を使って何らかの成果をつくることです。
例えば、TOTOに受ける場合、都内23区、23区が厳しければ例えば港区、中央区千代田区の3区の公衆便所をすべてまわり、使用されているトイレのメーカーとその汚れ度のデータを取って纏めてみる、などはどうでしょうか。車のメーカーなら、全社試乗してレビュー書いてみる。小売店なら全支店回って客数を定点観測してみる等。なんらかの足を使った試みは可能なはずです。

社会人は当然、結果しかみません。
逆に、貪欲に結果を出そうとする人は認められる傾向があり、特に若手社員にはそういう一面を求めている場合が多いので、これは悪くない手だと思います。特に、自分の頭で考える人材を求める企業はなおさらです。考えて、なお手と足を動かすことをできることをアピールする。
さらに、この足を使ったリサーチを学生数人がかりで行い、そのリーダーが自分だった、というほうが、サークルのアピールより全然受けると思いますよ。

もちろん、何が受けるかは会社によって違うでしょうから、上は絶対とはいえませんが、どっちかというといい目がでると思います。
以上、ご参考まで。